【中国アニメ紹介】古代に集団転生する7月中国新作(ギャグ?)アニメ「有薬」にハマってます

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ぶっちゃけ、中国アニメはやはりテンセントとビリビリが強いイメージで、iQIYI製作アニメにあまり注目して無かったなと、今回反省してます…

今日ご紹介するアニメは「有薬」。原作者七英俊(という美女)が晋江文学城という女性向け作品が多いネット小説プラットフォームで連載していた作品がアニメ化され、iQIYIで2020年7月から独占放送されています。良心的に1話20分程有るのです。

製作はiQIYIで制作は北京声影动漫、監督は王淼監督、まだまだ話題としては多分これから…くるか!?といった感じでしょうが、1~2話から凄く笑わせて貰ってので私の中では7月アニメで現在一推し作品です。

「有药」KV

1話目の冒頭、物語は古代の戦場のシーンから始まります。敵の将軍の頭を取ろうとしたシリアスなその瞬間、現代の出前のにーちゃんが将軍の体に転生する所から始まります。慣れ親しんだ出前のにーちゃんとのやり取りの言葉が、空気を一気にギャグよりに持っていき、物語が始まります。

古代の都、転生者達は類稀なる(?)知識量とその特殊な身分により、その時代に現代の習慣や技術を持ち込みました。その為、服装は古代風だが「HEY ! What’s up, bro!」と挨拶するパブが有ったり、割引クーポンやキャバクラ、タピオカミルクティーが有ったり、転生者の死ぬ前の職業や特技によって相応の職業が与えられ、古代文明の発展に一役買って貰うよう皇帝が定めたのです。

現代要素が満載の建物

その為、古代人は給料や待遇の良い転生者だと偽る事が多発。本作の主人公“楼主”(KV右下)は、そんな古代人と転生者を区別するための公認「転生者鑑定士」。

古代人は鑑定士の部屋の前で面接ナンバーを持って(就職面接さながら)カンニング用に現代知識を暗記しながら中に呼ばれるのを待っています。

ゴミの分別のカンニング。中国では北京や上海などの一線都市では始まっています。

面接内容はゴミの分別方法、出身大学や専攻、ABCの歌、信号の色や自分を轢いた車のブランド名とロゴの形などの質問で古代人を翻弄していきますが、ここに最終署名まではボロを出さなかった古代人の少年が一人…。(最終署名で簡体字で文字を書くよう、でボロが出ました。KV右下の子)

ここまでは主人公のはっちゃけた性格や世界観を通して作品を本当にテンポの良いギャグアニメに仕立て上げています。

めっちゃ可愛い…巻物を常に持っている小雪

通常の転生作品は主人公一人が転生して異世界や古代の状況に慣れていきながらもそのチートな能力を披露し…といった作品が多い中、現代人が集団で転生して、しかも結構アクの強い(!?)中国の若者だったりするので、中国の視聴者からすると丸々自分事化出来るネタや要素が詰まっており、面白おかしく視聴している事が弾幕からも伝わります。

とまあ、ギャグテイストな作品では有りますが、それだけでは直ぐに飽きられてしまいます。

物語を見ていると徐々にメインストーリーが浮かび上がり、ただのギャグでは終わらないのだろうなと言う事が伝わります。

古代の皇帝は転生人の能力は利用するが信用はしていない、更に言うと警戒している節も有る。それにより、徐々に物語は“開拓者”、“朝廷”、“武林盟”の三勢力の対抗に発展していく。そしてその中には、主人公達や他の転生人と古代人との間の感情線などが今後見られる事だろう。EDを見ていても、恐らくかなりシリアスな感情線が今後展開される。

作品の原作を読んだ人達の評価はとても高く、そして原作ファンもアニメに対する評価は今の所酷評が少なく評判が良い。

また、敢えてこれから見る人に対して一つ言っておかなければならないのが、原作は“腐”のつく女性向け小説…と言えなくも無い。アニメはかなりその要素は削ぎ落とされて普通に見る分には気づかないかもしれないが、弾幕を開けるとモロ気づくのでココでちょっと触れておく。

ともあれ、個人的には7月の中国アニメでは結構ツボにハマった作品でこれからも12話分ちゃんと最後まで応援したいと思っている。

他にも最近の中国アニメは面白い作品が多いので、また紹介できればと思ってます。

ではまた~

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