先日、「雾山五行」がエピローグ編とも言える「灼源神火篇」の第三話目（最終話）の配信がされました。現在第二章の「犀川幻紫林篇」を制作中とのことです。
本作の基本状況は以下の記事で以前紹介しておりますでの、是非一度御覧ください：
【中国アニメ】アクション・中国絵風の人気話題作「霧山五行」がすごかったので紹介します。
ビリビリ動画で独占配信されている本作ですが、その評価には目をみはります。
ビリビリコインの新記録
「灼源神火篇」の三話で526万のビリビリコインを獲得し、歴代最高獲得記録を塗り替えました。
ビリビリコインとは、サイトへの毎日のログインなどでもらえる一種のコインです。一つの動画に対して１つか２つあげる事が出来て、”いいね！”などと比べても重みが違うため、特に支持したい作品にあげるのが通常的です。
このコイン、例えば私なんかも長年ビリビリユーザーで会員でも有りますが（LV.5）、ちょこちょこ使いながらも残高800コイン程で本当に貯まりづらいです…!その為、通常数十万コインが獲得出来ればかなりいい方で有り、100万コイン獲得は間違いなく大ヒット作です。日本アニメでは中国でも超超人気なJOJOの第5部が100万＋で、今年の4月の大ヒット中国アニメ「大理寺日誌」も130万程なので、視聴者が惜しげもなく全力で支持しているような雰囲気は伝わります。
やはり小さな数人のスタジオが長年かけて世に送り出した作品がとてもいい作品で有ったら、視聴者にとっては”面白い”の他に、何かしら感化される要素が有ったのでしょう。
多くのファンが応援するからグッズ出して！とコメントで発信してます。グッズ欲しさというよりは、金銭的な支援がしたい、といった心境でしょう。
作品特設ページ
ビリビリでは大ヒット作品に特設ページを作ったりするのですが、本作も8月10日、つまり第3話の放送が終了した後に特設ページがリリースされました。
表示が不安定な場合：https://www.bilibili.com/blackboard/topic/activity-dJPkR9d8v.html
直接専門ページで作品視聴が出来る他、キャラクターやあらすじ、小物の紹介や大好評だった背景をWallpaperとしてもダウンロード出来るようになってます。
中国アニメの場合は、たとえビリビリ出資作品で無くとも、比較的このような特設ページが作られる割合は多いかと思います。（監修ゆるいから…?）
通常はこのようなページが日本でいう「作品ホームページ」の役割も担っているような感じで、中国ではアニメ作品のホームページはほぼ、新設されません（訪問者が少ないから）。
また、ぶっちゃけ「公式は公式らしく」的な所の考えは少し薄く、中国アニメはこのような特設ページで同人キャンペーンを開催したり、監督がコメント欄でファンと掛け合いを行ったりなど、結構作品のファンコミュニティに制作陣が入ってくる事が度々有ります。
ネット文学では既に当たり前になっている事ですが、制作陣とファンの距離感という点では、アニメも段々と距離が縮んでいる感覚がします。
その他評価
中国で映画やドラマ、アニメ、漫画などの作品の評価を結構シビアに評価するサイトが「豆瓣（douban.com）」なのですが、そこでも本作の評価は3.6万人が書き込んでいるのも関わらず、9.1点と高評価です。
このサイト自体、評価の操作が（他と比べ）厳しい事から、参考性の有る評価サイトとして作品の評価を対外的に話す場合などに用いられたりします。
9点に到達出来る作品は（特に沢山の人が評価を書いている作品にとっては）かなり難しいので、そこからもある程度作品の人気が裏付けできます。
監督のインタビューから聞き取ると、少なくとも8話〜10話程は有りそうなので、第一章（全3話）の続きで次の章から他の五行の活躍も期待出来るかと思います。
最後に、第一章のエンディングが公式よりYOUTUBEで公開されていたので、気になる方は是非〜どことなく、その後の重要人物達で有るかなと推測してます….
また、ウェイボーのオフィシャルアカウントでは、色々な設定なども公開されています：https://weibo.com/u/6569999648
ビリビリのスタジオのアカウントでも、ちょくちょく制作裏話的な動画もアップされています（「大理寺日誌」最終話のアクションシーンも林監督が手掛けています）：https://space.bilibili.com/19753455?from=search&seid=3645236245372984458
ではまた〜
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