【中国アニメ】2020秋配信中国アニメまとめ:ビリビリ篇

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アニメ

あと数日で10月に入り、多くの中国アニメが新たに配信を開始します。 現在中国の幼児向けでは無いネットアニメ作品のレースで競っているプラットフォームは、言わずもがなテンセント動画、ビリビリ動画、爱奇艺とYOUKUでしょう。

その中でも、ビリビリは日本アニメのサイマル配信が(2020年現在は)一番多いプラットフォームで有す。その為なのか、日本アニメは多くが(テレビ放送の編成の理由だと思いますが)1月・4月・7月・10月クール開始と分かれているため、ビリビリの日本アニメに親しみがあるユーザーはアニメの開始時期がこの4クールの分かれているという潜在認識がまだ残っているのでしょう、ビリビリ配信の中国アニメも(勿論日本ほどくっきり分かれている訳では有りませんが)「10月配信中国アニメ」として予告紹介ページを制作しています。https://www.bilibili.com/blackboard/topic/activity-2020guochuangQ4.html

ビリビリの「10月国産アニメ紹介」の専門ページ。日本アニメも中国アニメも別々で制作している

因みにテンセント等他のプラットフォームはより、アニメの審査許可証状況やユーザーの祝日休みなどの状況を見て配信を開始しているように思えます(夏休み、春節休みなど)。

前説が多くなりましたが、そんな10月にビリビリで配信が開始するアニメを見ていきたいとおもいます!

9月28日の現時点で日本の10月クール放送新作アニメの購買数は35作を発表しているビリビリですが、中国アニメの方の状況は現在配信が発表している作品は13作品:

作品の配信日、独占状況は新番組の特設ページより、製作・制作・原作ジャンルは作品PV、プレスリリース、百度百科より情報を集めて制作しました。

7月の大作祭りのような感じでは無いかな…との印象ですが、やはりリストを見ているだけで色々な気づきは有りますね。

具体的な作品については配信開始後にお話したいと思いますが、傾向として私が注目しているのは以下のポイントです:

①女性向けアニメ「天宫赐福」の制作状況・人気度

「魔道祖师」(ドラマ名:陳情令)の作家が「魔道祖师」を書いた後に長期連載していた作品だけあって、その注目度はアニメ・ドラマ共にとても注目されています。ドラマの方は数日前に演者のオーディション招致の情報が有り(タイトル非公開)、それだけで微博のトレンドにタイトルが乗っていたので、その注目度はやはりスゴイです。アニメの制作も長年ファンが待っていただけあって、制作を担当する绘梦もプレッシャーが有るでしょう(笑)今後数年間はこのIPの情報は追っていく事になるかと思います。

「天宫赐福」

②萌想文化の萌系知識教育アニメの今後の展開

中国の歴史を华夏文明時からすべてネコでストーリー仕立てにした作品が、「如果历史是一群喵(直訳:もしも歴史がネコ達だったら)」のシリーズです。作家肥志の漫画(微博で公開、書籍出版もされている)のアニメ化であり、「如果历史是一群喵」の1〜3季はビリビリで全38話、1億回以上の視聴回数を誇っています。

一話が5分程と短いですが、次々と見ていられるような、色々な若者文化のネタが散りばめられているので、幼児向けでは無い印象です。

本作は自分たちで原作マンガ、アニメ制作を行っている正にIPの孵化から育成、運営を行っている若い会社で有り、昨今のトレンドでも有る”知識”との融合が目を引きます。インターネットとの相性が良い”ネコ”や若者文化色が濃いネタ遊びのコミュニティ文化が有るビリビリでのアニメ配信、色々な要素がとても合理的な印象で、その上で若者達が作っているという所が感覚的にターゲットとマッチしているのだろうと思います。

そんな彼らのもう一つの作品が、豆知識をネタにした作品「肥志百科」。10月にアニメが配信されます。ウオッチリストに入れている人はまだ3.5万人と少ないですが、気長なIP運営で実がなるときが来ると予想しています。

「如果历史是一群喵」と「肥志百科」

因みに、この「如果历史是一群喵」のキャラクターはずっと前から周りも含めwechatスタンプは人気でした。アニメ化していたことはその後知り、見始めたら結構止まらない…

スタンプで多くの人にキャラクターイメージを植え付ける事が成功の一因となっているのが「羅小黒戦記」だと思っています。実際私が当初映画「羅小黒戦記」を見にいったのも、キッカケはいつもお世話になっている(笑)黒ネコのスタンプが可愛かったから…という理由もあります。日本では2020年11月に上映すると聞いており、是非オススメしたい作品となっています。

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③上海美術電影制片厂が制作する19年ぶりの第二期、「我为歌狂」

中国アニメの歴史を語る上で知っておかねばならないのが、上海美術電影制片厂という制作会社でしょう。中国唯一の”老舗”アニメ制作会社を語れる会社です。

我为歌狂は2001年にテレビアニメとして放送された作品であり、その第二期が制作されることに驚いた人は多いでしょう。現代の若者に受け入れられる作品となっているのか、上海美術電影制片厂に敬意をもって見ていきたいと思います。

「我为歌狂之旋律重启」

その他、「我家发师兄是个反派」などは多分通常運転でもかなりの視聴回数を叩き出すであろう作品も有れば、ゲーム原作のSDキャラのミニアニメは、ゲームファン向けなのでしょう。また、「凡人修仙伝」は7月に始まった作品として前半の8話の配信に続き、後半部分が数週間ぶりに配信されるスケジュールとなっており(第二期といえるのかはちょっと微妙ですが)、原力アニメの制作技術には引き続き注目していきたい作品となっています。

今日はここまで、見始めて深堀りしたいアニメが有ったら、またお話していきたいと思います。

(次は他のプラットフォームで配信される新作アニメも書いていきたいと思います。)

ではまた〜

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